ベラの仲間の婚姻色を写真で比較|ヒレ全開の姿がかっこいい

ベラの仲間の婚姻色

ヒレを全部開くと、
こんなにかっこいい

ラインスポットフラッシャーラス|婚姻色
ラインスポットフラッシャーラス|婚姻色

ハナダイと似たり寄ったりかもしれませんね。

婚姻色を撮り始めたきっかけは、そもそもベラがヒレを全部開いたときの姿がかっこいい、ってところからですね。もちろん、個体にもよりますが。

そのうえで、色も綺麗になるとくれば、ハマらないわけがないですね笑

ただ、撮影の難易度でいうと、ハナダイよりベラの方がはるかに高い気がします。種類もハナダイの仲間より多いんですね。

なので、ハナダイの次はベラにきたというわけです。

もくじ

色だけじゃなく、ヒレも見てほしい

そこら辺にいるベラでも、ヒレを全部開いている姿って、なかなか撮影できないと思います。あまりふわふわしているというより、ずっと泳ぎ回っているイメージが強いのがベラですね。

色合いやヒレのかっこよさは、ハナダイの仲間よりもレベルが上な気がします。もちろん、じみーなベラもたくさんいるのは事実ですが、「こんなのが魚なんだ!?」っていうのも、ベラの仲間には多い気がします。

今回選んだのは、色やヒレの違いが分かりやすい種類です。まずは「こんなに変わるんだね」っていうところを見てもらえればいいと思います。写真不足ですが、普段ヒレを開いたところを見たことがない種類もいると思うので、そこも注目してほしいですね。

同じ個体の連続写真ではなく、撮影条件も異なります。比較しやすいよう、一部の写真は左右反転しています。

02

イトヒキベラ|ヒレだけじゃなく、体もブルーに

Cirrhilabrus temminckii

イトヒキベラ|通常色
イトヒキベラ|通常色
イトヒキベラ|婚姻色
イトヒキベラ|婚姻色

まずは、ベラ導入編のイトヒキベラ。通常色と婚姻色を並べると、体の色が全然違いますね。

これがイトヒキベラの婚姻色です。背鰭や尾びれだけじゃなく、体の部分も光沢のあるブルーになっていますね。並べると、ヒレの色だけが変わっているわけではないのが分かると思います。

イトヒキベラ|ヒレに婚姻色が出た姿
イトヒキベラ|ヒレに婚姻色が出た姿
イトヒキベラ|婚姻色が冷めかけ? それとも個体差?
イトヒキベラ|婚姻色が冷めかけ? それとも個体差?

こちらは、体に普段の色が残っている姿。最初の写真は、背鰭と尾びれには婚姻色が出ていますが、体は通常カラーですね。

もう一枚も体が真っ青ではないので、ちょっと冷めかけなのか。それとも個体差なんですかね?

ベラ導入編のイトヒキベラの婚姻色ですが、この色合いで、ヒレ全開で、ストロボの光量もちょうどよく・・・となると、意外と撮るのが難しい気がします。

こういう光沢感のある魚って、ストロボですぐ白飛びしちゃったりするんですよね・・・。せっかくのブルーも白く飛ばしてしまったらもったいないし、色が出ているところにピントが合えば、それで終わりというわけでもないんですよね。

03

ベニヒレイトヒキベラ|腹びれも開いてほしい

Cirrhilabrus rubrimarginatus

ベニヒレイトヒキベラ|通常色
ベニヒレイトヒキベラ|通常色
ベニヒレイトヒキベラ|婚姻色
ベニヒレイトヒキベラ|婚姻色

ベニヒレイトヒキベラは、通常色でも十分綺麗です。でも、なかなかヒレを全部開いてくれないですね・・・。

良い色合いですねぇ。腹びれ、仕舞わないでくださいね。色が出ているところに、ヒレも全部開いていてほしいんですが、なかなか揃ってくれません。

ベニヒレイトヒキベラ|通常色
ベニヒレイトヒキベラ|通常色
ベニヒレイトヒキベラ|通常色
ベニヒレイトヒキベラ|通常色

こちらも通常色です。これだけでも十分綺麗なんですが、婚姻色を見てしまうと、そちらも撮りたくなるんですよね。

ベニヒレイトヒキベラ|婚姻色
ベニヒレイトヒキベラ|婚姻色
ベニヒレイトヒキベラ|婚姻色
ベニヒレイトヒキベラ|婚姻色

婚姻色になると、背鰭や尻びれは開いてくれるんですが、腹びれを急に開いてくれなくなって、結構萎えです・・・。

最初の写真は、せっかく腹びれまで開いているのにボケているんですよね・・・うんち。

冒頭の婚姻色の写真を撮ったときも、ヒレを開きっぱなしで泳いでいたのに、ちゃんと撮れなくて本当に残念でした。

撮るまで待っててください、本当に。

04

ハリオイトヒキベラ|どこまでが本気のカラー?

Cirrhilabrus isosceles

ハリオイトヒキベラ|通常色
ハリオイトヒキベラ|通常色
ハリオイトヒキベラ|婚姻色。少し冷めかけにも見えた姿
ハリオイトヒキベラ|婚姻色。少し冷めかけにも見えた姿

オスの通常色と、婚姻色のハリオイトヒキベラです。

婚姻色の方は、ちょっと冷めかけなのかな。あまりたくさんの個体を見たことがないので、何とも言えませんが。

尻びれの付け根がもっと赤くなっているときもあったので、そちらが本気なのかと思っています。

ハリオイトヒキベラ|こちらが本気のカラー?
ハリオイトヒキベラ|こちらが本気のカラー?

こっちが本気のカラーなのかな??

それとも、もっと尾びれの色も変わったりするのかな。たぶん、こんなもん。

05

ラボックスラス|ヒレは開いたのに、浮遊物マシマシ

Cirrhilabrus lubbocki

ラボックスラス|通常色
ラボックスラス|通常色
ラボックスラス|婚姻色
ラボックスラス|婚姻色

フィリピンで見たベラです笑

通常色でもギラギラしていて綺麗ですね。

婚姻色の方は、浮遊物マシマシで全然納得いってないです。ヒレを全部開いている婚姻色なのに、残念。魚は撮りたい姿になってくれているので、余計に悔しいですね・・・。

06

クジャクベラ|本気の色も、冷めかけも

Paracheilinus carpenteri

クジャクベラ|婚姻色
クジャクベラ|婚姻色

国産クジャクベラ。これは、ガッツリ婚姻色が出ていますね。

このときは、こんなのを撮っている場合じゃなかったので適当ですが・・・。でも、目の前にいたらシャッターは切っちゃいますよね笑

クジャクベラ|背鰭に赤みが出きっていない婚姻色
クジャクベラ|背鰭に赤みが出きっていない婚姻色
クジャクベラ|婚姻色が冷めかけに見えた姿
クジャクベラ|婚姻色が冷めかけに見えた姿

こちらもクジャクベラの婚姻色ですが、最初の写真は背鰭の後半が赤く染まっていないので、まだ本気カラーではないように見えます。

もう一枚は、冷めかけに見えた姿です。体のオレンジ色の部分は普段のカラーリングですが、背鰭の黄色と赤、尻びれの赤には婚姻色が残っています。

なんとも中途半端ですが、それもまた良いですね笑。体は普段のオレンジ色なのに、ヒレには婚姻色が残っている。全部の色が揃っていないところも、こうして比べると面白いです。

クジャクベラ|若いオスに見えた個体。婚姻色が出つつある姿
クジャクベラ|若いオスに見えた個体。婚姻色が出つつある姿

こちらは、オスになってきたところかな、と思った個体。婚姻色も出つつあるように見えます。

背鰭の長さもまだまだ未熟だし、色の出方も未熟ですね笑

これはこれで珍しそう。

07

ラインスポットフラッシャーラス|着色料マシマシみたいな色

Paracheilinus lineopunctatus

ラインスポットフラッシャーラス|通常色
ラインスポットフラッシャーラス|通常色
ラインスポットフラッシャーラス|婚姻色
ラインスポットフラッシャーラス|婚姻色

これもフィリピンで見ました。クジャクベラの仲間なので、同じようにヒレを開いて、同じような泳ぎ方をしています。

ただ、婚姻色は圧倒的に綺麗です。通常色の写真と並べると、色の変わり方も、ヒレを開いたときの姿も、かなり違って見えると思います。

この色味は、なかなか日本では見られないどぎつさだと思います笑

まるで海外にしかない、着色料マシマシのお菓子みたいな色合いです。

でも、だがそれがいい、ですね笑

08

ヤマブキベラ|首元が明るい水色に

Thalassoma lutescens

ヤマブキベラ|通常色
ヤマブキベラ|通常色
ヤマブキベラ|婚姻色
ヤマブキベラ|婚姻色

ここに写っているヤマブキベラの通常色は、全身が青緑っぽい色をしています。首元が明るい水色に変化するのが、婚姻色だと思っています。

頭の模様も、紫色っぽくなりますね。首元の明るさと頭の模様を見比べると、普段の色との違いが分かりやすいと思います。

09

タコベラ|同じ種類でも、ずいぶん違う

Oxycheilinus bimaculatus

タコベラ|婚姻色
タコベラ|婚姻色

かなり昔なので細かいことは忘れましたが、この個体はずっとこの状態でしたね。

タコベラは、ほかの写真にもあるように体に赤い点が出ています。

「赤い点が出る方が求愛で、出ない方が威嚇?」みたいなことを読んだ覚えもありますが、何が正解かは、ちょっと分かりません笑

タコベラ|婚姻色
タコベラ|婚姻色
タコベラ|婚姻色
タコベラ|婚姻色

緑の個体はフィリピンで見ました。ただ、日本にいないわけではなく、日本でも緑のタコベラは見られます。

環境によって体色が違って見えるのも、タコベラの楽しいところですね。

もう一枚は、じみーな色合いのタコベラの婚姻色です。

10

とにかく動きが速い。そして、遠い

とにかく動きが速いので、普通に撮影するのも大変です。行動範囲も圧倒的に広く、見つけたと思っても距離が遠すぎて、全然撮影できないケースも多々あります。

ハナダイとかハゼは、「だいたいいつも、この辺りにいるよね」っていうのがあります。ハゼは、まあ隠れるんですが。

それに比べると、撮っているベラたちは結構な距離を動くので、再現性があまりなくて、めんどくさいです・・・。

近くで撮れる距離にいて、婚姻色が出ていて、ヒレも開いていて。そこにピントやストロボの光量まで合わせるので、どれか一つだけうまくいっても、なかなか納得できないんですよね。だから、繰り返し繰り返し挑戦しないと納得のいく写真が撮れない。それが面白いところでもありますね。

11

ベラの産卵も、たくさん挑戦したい

ハナダイの仲間の産卵で手一杯なんですが、ベラの産卵もたくさん挑戦したいですね。

ヤリイトヒキベラの婚姻色が見たいので、どなたかお願いします笑

ありまりのプロフィール写真

ありまり

マクロ生物を探して撮るのが好きなダイバー。自分で撮影した水中写真と観察記録を紹介しています。

プロフィールを見る →

ラインスポットフラッシャーラスの通常時(左)と婚姻色(右)の比較

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

もくじ