【ダイビングログ】富山(滑川)の旅①
新幹線で行った富山の旅です
時期が中途半端だったので海の見どころはそこまでなかったです・・・笑
一応見たいものは見られましたが、でも行くときはちゃんと時期を選びましょう
24時間潜れるビーチなので、夜に行って深夜から潜ってっていうスタイルで遠征される方もいるそうです
冬場のナイトダイビングがオススメだそうです
めちゃくちゃ寒いですが・・・

富山湾はかなり深い湾なので、きっとそのあたりを散策すれば滅茶苦茶面白そうな感じはあります
ただそういうところに行けるショップはほぼ無い気がしました
富山(滑川)とは
富山県東部、日本海に面した沿岸の町で、富山湾に抱かれた地域です。
富山湾は「世界で最も美しい湾クラブ」にも加盟するほど独特な地形を持ち、
沿岸から急激に深くなる“深海と陸が隣り合う海” が大きな特徴です。
滑川は特に、ホタルイカの産地として全国的に知られ、
深海生物と人の暮らしが密接につながる、非常に珍しい沿岸環境を有しています。
特徴
1. 圧倒的に深い富山湾の地形
富山湾は岸から一気に水深が深くなる急深地形を持ち、深海性の生物が比較的浅場まで現れる ことで知られています。
そのため、他地域では見られない生物相が沿岸で確認されることもあり、生態観察・記録の観点で非常に価値の高い海です。
2. ホタルイカの街
滑川はホタルイカ漁の本場であり、春には定置網漁や沿岸での発光現象が見られます。
ホタルイカは富山湾の深海環境を象徴する存在であり、この生物が沿岸で見られること自体が、富山湾の特異性を物語っています。
3. 海と山が極端に近い環境
富山湾の背後には立山連峰がそびえ、海と山の距離が非常に近い ことが大きな特徴です。
山から流れ出る雪解け水や栄養分が直接海へ注ぎ込み、沿岸部でも生物生産性の高い環境が形成されています。
4. 日本海側ならではの海の表情
富山の海は日本海側特有の影響を強く受け、
- 冬は荒れやすい
- 透明度や海況の変化が大きい
- 季節による生物相の変化が明確
といった特徴があります。
一方で、条件が整った日は非常に美しい海となり、季節限定の生物観察が大きな魅力です。
5. ダイビングの特徴
ダイビング視点では、次のような海です。
- マクロ:深海由来・日本海特有の生物が多い
- 季節性:春のホタルイカ関連生物、冬〜春の深場系
- 環境:砂地・ゴロタ・人工物が混在
- 透明度:季節・天候による変動が大きい
- スタイル:ビーチダイビング中心
派手さは控えめですが、「観察・記録・通い込み」に向いた海です。
6. 生物の個性が際立つ海
南方系の華やかさとは異なり、富山湾では地味だが生態的に非常に興味深い生物が多く見られます。
希少性の高い種や、他地域では深場でしか見られない生物が観察できる点は、富山ならではの魅力です。
7. アクセスと行動範囲
都市部からのアクセスは比較的良好ですが、沿岸各ポイントを回るには車での移動が前提となります。
海況・季節・時間帯によって狙える生物が変わるため、柔軟な行動計画が重要です。
一言でまとめると
「深海と生活圏が地続きで存在する、日本海側を代表する特異な海。」
派手さよりも、知れば知るほど奥深い“通好みのフィールド” が富山(滑川)です。
【本編】ダイビング概要(11月末)
海況情報
- 気温:12~15度
- 水温:17~21度
- 透明度:3~8m
出会った生物

滑川は結構遠浅で、泥地が続いてる感じがありました
なので、こういう系のハゼもちらほら
ただ全体的に地味な魚が多いので、そういうのが楽しくない人は向いていないポイントだと思います


おまけがついていて色々気持ち悪いですが、1枚目がスジハゼ(Acentrogobius virgatulus)の婚姻色
2枚目が通常色だと思います。
滑川のビーチポイントは河口域なので、こういう魚も結構見られます
あ、伊豆でも全然います。


どこにでもいるホシノハゼ(Istigobius hoshinonis)です


オニオコゼ(Inimicus japonicus)であってますよね?
ヒレの裏の模様って意外とネットに落ちてなくて困る
ヒメオニオコゼだけじゃなくてオニオコゼも結構綺麗

ちゃんとした婚姻色を撮りたい
チャガラ(Pterogobius zonoleucus)はいっぱいいたけど、やっぱりあんまりうまく寄らせてくれない
結構難しかった・・・

どこでもいますね

これを見に来た感じがあったので、見られてよかったです
スイ(Vellitor centropomus)という魚
他にはあまり見ないタイプの形をしている魚で結構色合いが綺麗だったりします
オスは背鰭の大きさなどが違うのですが、この魚は生殖器を出すのも特徴です
お腹の下あたりに出てるやつがそれです(うんちじゃありません)
後述のアナハゼもそうですが交尾の時は出すみたいです

ずっと出しっぱなしでした(しまうの忘れてますよ)
濁りとか諸々しっぽまで完全に入り切っていないのが残念ですが、オスがしっかりと撮れたのが良かったです
アプローチはしやすい魚なので、出会えれば余裕で撮れます

多分ハナタツ(Hippocampus sindonis)

オハグロベラ(Pteragogus aurigarius)はカッコイイですねぇ
いろんなところで見かける魚ではありますが、婚姻色は1度しか出会えてないので、次は出会ったらちゃんと撮影したいです
喧嘩を見た時も粘れる時ではなかったので残念な思いをした記憶があります



なんならMFO-3を買ったので、以前よりちゃんと撮影できるようになってるはず

アサヒアナハゼのオス(Pseudoblennius cottoides)
これもスイと同様に生殖器が出ちゃうタイプの魚
こっち側の魚ってついだしちゃうんですかね?

すっごいかぎ爪みたいになってて面白いですね笑
やる気を感じます

色合いは地味ですがかなり綺麗な模様ですね
アナハゼ系は結構好きです

調べるのが面倒になっちゃったイカです
ということで富山(滑川)ダイビングのログでした!
太平洋側とはまた違った生物が多くて楽しかったですが、ポイントはただのビーチなのでシャワー設備などは全くないので注意です
ロクハンでいくと寒い思いをするので止めましょう
あとは富山といえばやっぱり陸の美味しい食べ物は絶対に食べるべきだと思います!

ここの海鮮丼もかなり新鮮でおいしかったですし、そこまでお高いわけじゃなかったので大満足でした
水橋食堂 漁夫さんはビーチから近いので帰り際にオススメですし、その近くに立派な温泉もあります
また、富山駅付近に帰った来たら、必ず富山ブラックは食べて帰りましょう

ガッツリ!えびすこという駅からすぐのお店
結構こってりラーメンでしたがかなり美味しかったです!
富山ブラックではありませんが、ラーメン一心 富山駅前本店も次回行ったときは行って見たいです笑
あとはなんといっても鱒寿司なのですが、駅付近に売っているものは早く買わないとすぐに売り切れてしまうので気を付けましょう
私はそれで帰り際に買えなくて、ファミリーマートの鱒ずしおにぎりを買いました(惨敗)
ということで、陸も含めた富山のダイビングログでした!
富山駅までは新幹線でいけますが、ダイビングポイントまでは車必須&結構距離があるので気を付けましょう
ではまた次回~
次回は函館の臼尻ログの予定です!








