もくじ
キシマハナダイとイトヒキハナダイの比較とみわけ方とは
今回はキシマハナダイ(Tosanoides flavofasciatus)とイトヒキハナダイ(Tosanoides filamentosus)の比較です。
キシマハナダイが居たよね~と言っても、あれはイトヒキハナダイじゃないの?と言われたこともあって、
実際にそこまで見たことない人からすると、どっちがどっちなの?といった疑問もあると思うので、
こういった、見やすく比べやすい記事を書こうと思いました笑
今後もこういった比較記事も書いていければと思っていますのでよろしくお願いいたします!
なぜ混同されやすいのか?
- 体色がかなり似ている
- 生息環境が似ている
- 生息深度もほぼ同じ
- 大きさも同じサイズ感
- 正面からの見た目が似すぎている
使われているカラーが同じだというところと、正面顔が似すぎているので、見慣れていないとどっちがどっちだかわからなくなります笑
違いのポイント(要点)
- 色味:キシマハナダイは青紫寄り、イトヒキハナダイは赤紫寄り
- 背鰭:イトヒキハナダイは1棘目が伸長
- 模様:キシマハナダイは黄色ラインあり、イトヒキハナダイはなし
写真で比較(※スライドバー動かせます)
横から見ると?(背鰭全開)
※ 体の黄色ラインの有無と背鰭の1棘目が伸長しているかどうかに注目
横から見ると?(背鰭閉じver.)
※ 体の黄色ラインの有無に注目
正面から見ると?
※ これは・・・分かりませんね!笑
斜めから見ると?(イトヒキハナダイはメス)
※ 体の黄色ラインの有無と背鰭の1棘目が伸長しているかどうかに注目
メスとメスで見ると?(おまけ)
※ 身体の模様と背鰭の1棘目が伸長しているか、そして腹びれと尻びれに注目
キシマハナダイとイトヒキハナダイの主な違い
見た目の違い
- 体色はどちらも紫色がメインだが、キシマハナダイは全体的に青色寄りの紫色で、イトヒキハナダイは赤よりの紫色なことが多い
- 背鰭の最初の方ががくんと伸びているのがイトヒキハナダイ。キシマハナダイは1棘目が伸長することはない。
- 模様はスイカ模様のように黄色いラインが体に入っているのがキシマハナダイ。イトヒキハナダイは体に黄色いラインが入ることはない。
生息環境・水深の違い
- よく見る水深は、どちらも40m以深
- どちらも荒い砂とガレ場のまじりあった場所にいる
- 特に環境の違いは無い
行動・性格の違い
- どちらもほぼ同じ動きをする気がするが、キシマハナダイの方が圧倒的に寄りやすい
- ただ、イトヒキハナダイは流れの強いところでもハーレムを築いてガンガン泳いでいることが多いが、キシマハナダイはどちらかというと流れが速すぎるところにはあまりいない気がする
- どちらかというと、キシマハナダイは根回りの、流れが強くても穏やかな場所が確保できるような場所に多い
実際に見るときのポイント
水中で見つけたいときは?
- 大前提、ある程度の深度まで行かないとオスは居ません。
- とにかく横から見る!そして黄色いラインが体に入っているかの確認をする。
- キシマハナダイのオスに似ている魚は日本国内ではイトヒキハナダイ以外にいません(多分)。
- 正面から見ると非常に分かりにくいので、それは絶対にNG
- キシマハナダイのメスとの見分けに関しては、腹びれと尻びれの枠の色が白ければキシマハナダイのメスなので、そこも確認すること。
一言でまとめると
「キシマハナダイは横から見ると迷わない」
これに尽きます笑
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