水中カメラの運び方|ダッフルバッグに一眼とハウジングを詰める工夫

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CAMERA & TRAVEL

海に持っていく、その前に。

一眼とハウジング、ストロボも。
いつものダッフルバッグへの詰め方を紹介します。

ノーティカムのハウジングと周囲の緩衝材
ノーティカムのハウジングと周囲の緩衝材

水中で一眼を使い始めると、意外と悩むのが「これ、どうやって運ぶ?」というところ。

ハウジングだけでも大きいのに、ストロボにアーム、フロートまで足すと、なかなかの荷物になりますよね笑

自分はマムートのカーゴン60にまとめて、背負って運んでいます。電車でも車でも、飛行機で移動するときも基本はこのスタイル。今回は友人の40Lバッグも撮らせてもらったので、サイズ感の違いも一緒に紹介します。

01 / MY BAG

もくじ

自分はカーゴン60。機材をまとめて背負う

カーゴン60に入れた、自分のSEA&SEAハウジング
カーゴン60に入れた、自分のSEA&SEAハウジング

自分のバッグはマムートのカーゴン60。中に入っているのはSEA&SEAのハウジングです。カメラとレンズはハウジングに入れたまま運んでいます。

この構成だと、ストロボ2つ、フロート、アームなどもひとまとめにできます。さらにワイドポートと広角レンズも入れられるので、マクロもワイドも持っていきたいときは、この余裕がありがたいです。

ただ、全部入れると10kgくらいにはなると思います。入るからといって詰めすぎると、今度は背負う自分が大変です笑

スーツケースで運ぶ方法もありますが、自分は路面のガタガタをなるべく機材に伝えたくないので、背負って運ぶ方が好みです。もちろんバッグの中で機材が動かないようにするのは、どちらでも大事ですね。

02 / PADDING

約8cmの余裕を、クッションに使う

ハウジングの上には約8cmの余裕
ハウジングの上には約8cmの余裕

写真のようにハウジングを置くと、上には約8cmの空きがあります。この余裕を使って、底面にクッション材を入れています。

バッグにそのままハウジングを置くだけだと、床に下ろしたときの衝撃が気になるんですよね・・・。底だけでなく、機材同士が当たりそうなところにも緩衝材を入れておきます。

底面の保護に使うEVERNEW FPmat125
底面の保護に使うEVERNEW FPmat125
形に合わせて使える波型のウレタンフォーム
形に合わせて使える波型のウレタンフォーム

写真はEVERNEWのFPmat125と、波型のウレタンフォーム。形や厚みの違うものを、入れる場所に合わせて使います。ちなみにFPmat125は、袋を開封せずにそのまま入れてます笑

こういう緩衝材は高いな〜とか、あまり好きじゃないという人は、バスタオルでも毛布でも、手持ちのもので良いと思います。機材同士が直接当たらず、バッグの中で動かないように包めれば、専用品にこだわらなくても大丈夫です。

さらに毛布で包んだり、ハウジングをもう一つのバッグに入れてからカーゴンに入れたり。60Lだと、こういう保護のための余白も取りやすいです。

詰めるときは、ボタンやポートに重さが集中しない向きに。緩衝材を入れすぎて、閉じるときに機材を押しつぶす状態にならないようにしています。

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EVERNEW FPmat125

写真で袋に入ったまま使っている薄いマットはこちら。波型ウレタンと合わせて、入れる場所に応じて使っています。

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波型ウレタンフォーム

紹介リンクは防音ファストラボの波型3cm・25×25cm。写真の薄いEVERNEWマットとは別の商品です。必要な厚みと枚数を確認して選んでください。

03 / FRIEND’S BAG

友人の40Lは、ノーティカムでこんな感じ

タオルやポーチを組み合わせた40Lのパッキング
タオルやポーチを組み合わせた40Lのパッキング

こちらは友人に撮らせてもらった、グレゴリーの40Lとノーティカムのハウジング。バッグの型番は確認中なので、後半で紹介するアルパカと同じものとは限りません。

40Lでも収納はできますが、ハウジングの周りの余裕は60Lより少なめ。さらにもう一つバッグを入れる「バッグインバッグ」は、組み合わせによっては結構ハードルが高そうです。

友人のグレゴリー40Lの収納例
友人のグレゴリー40Lの収納例
ノーティカムのハウジングと周囲の緩衝材
ノーティカムのハウジングと周囲の緩衝材

緩衝材やタオルを組み合わせて、空いているところにポーチを収める感じですね。ストロボや周辺機材まで全部入れようとすると、40Lでは結構ぎりぎりになることも。

荷物を絞ってコンパクトにするなら40L、ワイドポートや保護用のバッグまで考えるなら、自分は60Lくらいの余裕が好きです。ただし、入るかどうかはハウジングの形でも全然変わります。

04 / SMALL GEAR

ストロボとクランプは、分けて入れる

ストロボの収納に使っているハクバのドライクッションポーチW
ストロボの収納に使っているハクバのドライクッションポーチW

ストロボ用には、ハクバのドライクッションポーチWが使いやすいです。仕切りがあるので、1個ずつ分けて入れられるのが良いところ。

水滴や汚れをメインのバッグに移しにくいのも助かります。ただ、防水性能はIPX4で、水に沈められるタイプではありません。収納前には機材の水気を拭いておきます。

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HAKUBA ドライクッションポーチ W

仕切り付きのストロボ収納に。ストロボの大きさとポーチの内寸も確認しておくと安心です。

周辺機材をポーチに分けて収納
周辺機材をポーチに分けて収納

クランプは、100均にあるような化粧ポーチでも全然良いと思います。まとめておくとバッグの底を探さなくて済むし、金属同士が機材に当たるのも避けやすいです。

下のポーチは、こんな感じのもの、という例です。カメラ専用品にこだわらず、手持ちのものから試してみても良いですね。

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小物用のポーチ

リンク先はエレコムのガジェットポーチ BMA-F01XBK。クランプの数やサイズに合うものを。

05 / CHOOSING

選ぶなら、四角い形と大きな開口部

ダッフルは容量の数字だけで選ばず、形を見てほしいです。自分のような機材を入れるなら、マムートやグレゴリーにあるような、四角い形のものが使いやすいと思っています。

円筒形は容量が大きくても、ハウジングの角やポートの出っ張りと合わず、空間を使い切れないことがあります。自分の用途だと、ここはかなり大事。

開口部が大きく開くことも必須です。中に入る寸法でも、入口で引っかかって出し入れしづらいと面倒ですからね・・・。

そして、両肩で背負えること。ショルダーベルトが付いていても、片側の肩に掛けるだけのものとは違うので、写真や仕様で確認してください。

以前は安いバッグを使っていたのですが、ショルダー部分の縫製が重さに耐えられず、切れてしまったことがあります。高い機材を運ぶバッグなので、ここはケチらない方が良かったです・・・。

少し値段は張りますが、重い荷物を運ぶことを考えた山岳メーカーのしっかりしたものがおすすめです。縫製やベルトの付け根も見て選びたいですね。機材を入れない普通の旅行にも使いやすいです。

06 / FLIGHT

飛行機は「詰めた状態のサイズと重さ」で確認

40Lなら大丈夫、60Lならこの飛行機で大丈夫、とは容量だけでは決められません。持ち込みは、荷物を詰めた状態の外寸と重さで確認してください。

主な国内線の目安を並べました。サイズの合計だけでなく、各辺の上限がある会社ではそちらも両方確認します。重量は、バッグ単体ではなく身の回り品を含む合計です。

航空会社・条件サイズの上限合計重量
ANA・JAL/100席以上55×40×25cm・3辺合計115cm10kg
ANA・JAL/100席未満45×35×20cm・3辺合計100cm10kg
スカイマーク55×40×25cm・3辺合計115cm10kg
Peach3辺合計115cm7kg
ジェットスター・ジャパン/標準56×36×23cm7kg

規定確認:2026年9月25日。ANA / JAL / スカイマーク / Peach / ジェットスター

小型機は「セスナだけ気をつければ良い」というわけではなく、100席未満で基準が小さくなる航空会社もあります。予約した便の運航会社・機材で確認を。

柔らかいダッフルは、コンプレッションストラップで空いている部分を絞り、スリムにできる場合があります。逆に、機材を入れて公称寸法より膨らむことも。つまり、公式寸法だけで収納後の大きさが決まるわけではありません。

機材と緩衝材を全部入れ、ストラップを調整してから、持ち手などの出っ張りも含めて測る。各辺・合計・重量が規定内になっているか、最後にここを確認してください。機材を無理に圧迫するほど締めるのはおすすめしません。

自分のように約10kgになる構成だと、7kg制限ではそのまま持ち込めません。10kg制限でも、別の手荷物を足せば超える可能性があります。

航空会社のお目こぼしは期待しないでください。以前通れたかどうかではなく、今回の規定に収まるように準備しておきましょう。

気圧差と、ポートのOリングのこと

自分が気圧差の対策としておすすめしたい工夫は、運ぶときにポート部分のOリングを一つ外しておくこと。密閉したままだと、気圧差で開けにくくなることがあるためです。

ただし、これは全ハウジング共通の手順ではありません。ポートを外して運ぶ指定などもあるので、自分の機種の説明書を優先してください。圧力を戻せるバルブが付いた機種なら、その機種の手順で均圧できる場合もあります。

Oリングを外した状態では防水になりません。外したものは傷やゴミが付かないように保管し、潜る前には必ず戻して、装着と防水の点検まで。戻し忘れだけは本当に気をつけたいところです。

07 / BAG OPTIONS

背負える40〜60Lの購入候補

自分のカーゴン60は販売終了とのことなので、今から探すときの候補もまとめました。以下は仕様を調べた候補で、自分が全部使ったレビューではありません。

同じ商品名でも年式・型番によって寸法が変わります。購入するページの仕様を確認してください。海外表記のインチを換算したものもあり、下の数字は公称外寸の目安です。

115cmを超える候補も含めています。大きいバッグがそのまま機内持ち込みできる、という意味ではありません。電車や車も含めた収納の候補として、先ほどの実測の話と一緒に見てください。

バッグ公称外寸(cm)3辺合計
Patagonia ブラックホール40L50×32×22cm104cm
Patagonia ブラックホール55L約57.9×33.8×24.1cm約115.8cm
Gregory アルパカ4057.8×33.7×28.6cm120.1cm
Mammut Cargo5060×38×25cm123cm
La Sportiva ノマド40約61.0×30.5×25.4cm約116.9cm
Osprey デイライトダッフル6063×32×24cm119cm

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Patagonia ブラックホール40L

50×32×22cm/3辺合計 104cm。

49339。コンパクトさを優先する候補。公称寸法ではANA・JALの100席以上の各辺上限にも収まります。

寸法の参照元

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Patagonia ブラックホール55L

約57.9×33.8×24.1cm/3辺合計 約115.8cm。

49343。55Lの余裕がありますが、公称値では115cmを少し超え、長辺も55cmを超えます。

寸法の参照元

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Gregory アルパカ40

57.8×33.7×28.6cm/3辺合計 120.1cm。

40Lでも外寸は大きめ。公称寸法のまま115cm以内とは言えません。友人の使用モデルとは未照合です。

寸法の参照元

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Mammut Cargo50

60×38×25cm/3辺合計 123cm。

2570-00390。自分の旧カーゴン60とは別モデルです。背負いと収納の余裕を見たい50L候補。

寸法の参照元

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La Sportiva ノマド40

約61.0×30.5×25.4cm/3辺合計 約116.9cm。

ショルダーとバックパックの2way。米公式の24×12×10インチを換算。日本の機内持ち込み基準は別途確認が必要です。

寸法の参照元

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Osprey デイライトダッフル60

63×32×24cm/3辺合計 119cm。

OS57205。大きく開く開口部と背負い対応の60L。公称寸法では長辺55cm・3辺合計115cmの上限を超えます。

寸法の参照元

なお、自分のカーゴン60は国内掲載で55×40×18cm、合計113cmという値があります。一方、海外公式には55×39×30cmという異なる記載もあるので、「カーゴン60なら必ず113cm」とは扱わず、手元のバッグを測ってください。

カーゴン60 国内掲載 / 海外公式掲載

08 / BEFORE YOU BUY

最後は、自分のハウジングに合わせて

購入前に、自分のハウジング、ポート、ストロボなどを並べて、緩衝材込みでどれくらい場所を使うか見ておくのがおすすめです。

バッグの容量と外寸だけで決めず、内寸と開口部も照合してください。同じ40Lでも形で変わるし、ハウジングのハンドルやポートが違えば必要なスペースも変わります。

余裕のあるバッグに保護材を入れて、自分が無理なく背負える量にする。飛行機なら、その状態でサイズと重さも確認する。

機材を持っていくまでに疲れ切ってしまっては大変なので笑、自分の移動と機材に合う組み合わせを探してみてください。

Amazonのアソシエイトとして、マクロ生物の魅力は適格販売により収入を得ています。

ありまりのプロフィール写真

ありまり

マクロ生物を探して撮るのが好きなダイバー。自分で撮影した水中写真と観察記録を紹介しています。

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