アカオビハナダイとカシワハナダイの違い|赤い帯と婚姻色を写真で比較

SPECIES COMPARISON

赤い帯、その先の違い。

アカオビハナダイ(Pseudanthias rubrizonatus)とカシワハナダイ(Pseudanthias cooperi)。今回はこの2種を、赤い帯や婚姻色に注目しながら見比べていこうと思います!

THE STORY

もくじ

赤い帯があれば、アカオビ?

体の真ん中に赤い帯があると、アカオビハナダイかな?と思いますよね~。ただ、カシワハナダイにも赤い帯があるので、そこだけを見るとどっちがどっち?となってしまいます笑

そこで今回は、帯の太さや長さ、それから婚姻色になったときの色の違いを、写真で比べてみようと思います。図鑑に書いた内容も交えながら、見分けるポイントをまとめていきます!

なぜ混同されやすいのか?

  • どちらにも、体の中央に赤い帯が現れる
  • 成長段階や婚姻色で、見え方が変わる
  • 小さな幼魚同士は、特に見分けにくい

赤い帯がある!で終わらずに、「帯の形」と「体全体の色」まで見てみるのがポイントです。ただ、幼魚はまた別の難しさがありますね~。成魚と同じようにはいきません笑

最初に押さえたい、3つのポイント

  • 赤い帯の形
    カシワハナダイの帯は、アカオビハナダイより細く短い。
  • 婚姻色の変化
    アカオビは赤い帯と山吹色。カシワは体全体の青白さに注目。
  • 幼魚は慎重に
    小さな個体はよく似るため、写真だけで無理に決めつけない。

PHOTO COMPARISON

写真で見比べる、帯と体色

写真上を左右にドラッグするか、下のバーを動かして比較できます。「2枚を並べて全体を見る」では、両方の写真をそのまま確認できます。

別々の個体・撮影条件の写真です。大きさの比較ではなく、帯や体色の特徴に注目してください。

01

まずは、成魚の赤い帯から

まずは成魚から。アカオビハナダイは、名前のとおり体の真ん中の赤い帯が目印です。一方で、カシワハナダイは婚姻色が強く出ていないと分かりにくいこともあります。図鑑にも書いた、胴体の白い範囲にも注目してみてください!

アカオビハナダイ(Pseudanthias rubrizonatus)・成魚カシワハナダイ(Pseudanthias cooperi)・成魚
アカオビハナダイ(Pseudanthias rubrizonatus)・成魚カシワハナダイ(Pseudanthias cooperi)・成魚
2枚を並べて全体を見る
アカオビハナダイ(Pseudanthias rubrizonatus)・成魚
アカオビハナダイ(Pseudanthias rubrizonatus)・成魚
カシワハナダイ(Pseudanthias cooperi)・成魚
カシワハナダイ(Pseudanthias cooperi)・成魚

02

婚姻色は、山吹色と青白さ

婚姻色になると、違いが見えてきますね!アカオビハナダイは赤い帯と山吹色の組み合わせ。カシワハナダイは体全体が青白くなって、赤い帯もアカオビより細く短く見えます。帯だけでなく、周りの色も一緒に見てみてください。

アカオビハナダイ(Pseudanthias rubrizonatus)・婚姻色カシワハナダイ(Pseudanthias cooperi)・婚姻色
アカオビハナダイ(Pseudanthias rubrizonatus)・婚姻色カシワハナダイ(Pseudanthias cooperi)・婚姻色
2枚を並べて全体を見る
アカオビハナダイ(Pseudanthias rubrizonatus)・婚姻色
アカオビハナダイ(Pseudanthias rubrizonatus)・婚姻色
カシワハナダイ(Pseudanthias cooperi)・婚姻色
カシワハナダイ(Pseudanthias cooperi)・婚姻色

03

斜めからも、帯の形を追う

この2枚は、どちらも赤い帯が見えていますね~。比べてみると、カシワハナダイの方が細く短いのが分かると思います。角度でも見え方が変わるので、帯の一部分だけでなく、体の横側まで見てみてください!

アカオビハナダイ(Pseudanthias rubrizonatus)・赤い帯が見える個体カシワハナダイ(Pseudanthias cooperi)・赤い帯が見える個体
アカオビハナダイ(Pseudanthias rubrizonatus)・赤い帯が見える個体カシワハナダイ(Pseudanthias cooperi)・赤い帯が見える個体
2枚を並べて全体を見る
アカオビハナダイ(Pseudanthias rubrizonatus)・赤い帯が見える個体
アカオビハナダイ(Pseudanthias rubrizonatus)・赤い帯が見える個体
カシワハナダイ(Pseudanthias cooperi)・赤い帯が見える個体
カシワハナダイ(Pseudanthias cooperi)・赤い帯が見える個体

04

幼魚は、すぐに答えを出さない

比較しやすいよう、アカオビハナダイの写真は左右反転しています。そして幼魚ですが、これは迷いますね笑。両方の図鑑にも書いているとおり、小さいうちは本当に見分けにくいです。カシワハナダイは少し大きくなると、黒くくすんだような色になることがあります。ただ、この2枚の色だけで全部見分けられる!というわけではないので、そこは慎重に見たいところです。

アカオビハナダイ(Pseudanthias rubrizonatus)・幼魚カシワハナダイ(Pseudanthias cooperi)・幼魚
アカオビハナダイ(Pseudanthias rubrizonatus)・幼魚カシワハナダイ(Pseudanthias cooperi)・幼魚
2枚を並べて全体を見る
アカオビハナダイ(Pseudanthias rubrizonatus)・幼魚
アカオビハナダイ(Pseudanthias rubrizonatus)・幼魚
カシワハナダイ(Pseudanthias cooperi)・幼魚
カシワハナダイ(Pseudanthias cooperi)・幼魚

LOOK CLOSER

見分けるポイントを、もう少し詳しく

RED BAR

赤い帯の違い

  • アカオビハナダイ:成魚は体の中央に赤い帯が現れ、見分ける目印になります。
  • カシワハナダイ:婚姻色で目立つ赤い帯は、アカオビハナダイより細く短いと図鑑に記録しています。

COLOR CHANGE

婚姻色の違い

  • アカオビハナダイ:赤い帯に加え、山吹色になる部分に注目。通常の体色との違いが分かりやすいポイントです。
  • カシワハナダイ:強い婚姻色では体全体が青白くなり、尻びれも黄色くなります。婚姻色が落ち着くと、背鰭のあたりから赤く戻っていく様子も記録しています。

GROWTH

幼魚・成長途中

  • 小さな幼魚同士はよく似ており、成魚の赤い帯を目印にした見分け方を、そのまま使うことはできません。
  • カシワハナダイは少し成長すると、黒くくすみがかった体色になるという観察記録があります。成長段階も合わせて見ていきましょう。

OBSERVATION DEPTH

観察した場所と水深

  • アカオビハナダイの図鑑では、大瀬崎をはじめ伊豆半島での観察と、水深5〜30mを記載しています。
  • カシワハナダイの図鑑では、大瀬崎・伊豆大島・沖縄本島、水深10〜30mを記載しています。
  • これは当サイトの観察記録です。水深が重なるため、潜った深さだけでは見分けられません。

OBSERVATION NOTES

海で出会ったら、ここを見る

  • まずは体の側面を見て、赤い帯の太さと長さを確認する。
  • 赤い帯だけで終わらず、山吹色や体全体の青白さを合わせて見る。
  • カシワハナダイらしい個体では、胴体の白い範囲や、婚姻色時の黄色い尻びれも確認する。
  • 小さな幼魚は、特徴が十分に分からなければ判断を保留する。

TAKEAWAY

一言でまとめると

赤い帯だけでなく、
その形と、体全体の色を見る。

赤い帯があるかどうかだけでなく、太さや長さ、それから婚姻色まで見る。まずはここを押さえておくと、比べやすくなると思います!幼魚は難しいので、分からないときは無理に決めつけないことも大事ですね笑

ありまりのプロフィール写真

ありまり

マクロ生物を探して撮るのが好きなダイバー。自分で撮影した水中写真と観察記録を紹介しています。

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アカオビハナダイ(Pseudanthias rubrizonatus)とカシワハナダイ(Pseudanthias cooperi)の赤い帯の比較・両写真を左右反転

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